2027年1月1日実施される改正中国商標法

今回の改正では商標登録の条件が独立した章として新設され、使用目的のない大量出願や悪意のある申請に対する規制が大幅に強化されています。また、商標代理機関に対する監督責任の明確化や、公共の利益に反する標識の使用禁止など、市場秩序を維持するための厳格なルールが定められました。さらに、商標権の保護についても、権利侵害に対する賠償額の算定方法や、誤解を招く商標使用への罰則が具体的に示されています。この法律は、商標の適正な登録と管理を通じて、消費者と生産者の利益を守り、経済の健全な発展を促進することを目的としています。

国務院が発行した対外投資に関する行政規定

2026年7月1日施行の中国初の対外投資行政法規(全34条)。NDRC・商務部による鼓励・制限・禁止の分類管理、境外投資安全審査制度、技術・データの直接・間接的な海外移転の禁止、外国による差別的措置への報復権限を規定。違反者には投資停止・資産処分命令・罰金が科される。

専利紛争行政裁決・調解弁案指南(公開意見募集稿)

国家知識産権局が2026年5月に公開した「専利紛争行政裁決・調解指南(意見募集稿)」の起草説明。改正専利法を踏まえ、重大侵害裁決・医薬品特許早期解決・SEP抗弁・局部意匠判断等の新制度を細則化した実務ガイドライン(全31.6万字)。

中国「薬品試験データ保護実施弁法」施行   「薬品試験データ保護実施弁法」の原文

・当該実施弁法の射程範囲についてはお問い合わせください。

最高人民法院「知的財産権侵害民事紛争事件の審理における懲罰的賠償の適用に関する解釈」(法釈〔2026〕7号)

2026年5月1日施行の本解釈(法釈〔2026〕7号)は、知財侵害における懲罰的賠償の適用基準を明確化したものです。「故意」の認定事由として和解後の再侵害や関連会社を使った責任回避等を追加し、算定基数は営業利益や業界平均利益率を参照可能とする一方、法定賠償額は基数に使えないと明記。賠償総額は基数の最大5倍で、既払いの罰金等は倍数決定時に考慮されます。

現行司法解釈・規定等

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中国最高裁現役裁判官が国際SEPフォーラムに初登壇

中国最高人民法院の現役裁判官がミュンヘンの国際知財フォーラムに登壇し、中国のSEP/FRAND裁判理念を直接対外発信。禁令は誠実交渉後の最終手段、FRAND料率は国際基準に準拠と説明。中国司法の透明性向上に向けた歴史的な「破冰」として注目される。

農薬登記における特許侵権リスク

2025年12月公布の(2023)最高法知民終1511号判決は、農薬登記行為に「生産経営目的」があると認定し、ボーラー例外は農薬に不適用と明示した。他者のために農薬を製造・提供する行為は侵権とする一方、自社登記のための限定的製造・使用は科研例外として非侵権と判断。著者らはこの「自己と他者」の区別に法理上の疑問を呈し、科研例外の拡大適用がボーラー例外を形骸化させ、農薬特許権者の利益を損なうと警鐘を鳴らしている。

審査にAIが導入!?

中国特許庁による出願の審査にAIが導入されている模様。関係者によれば、少なくとも実用新案および意匠登録出願の審査にはAIが導入され、登録査定率が確実に低下したようである。また、昨年(2025年)の特許査定率も50%を割ったそうである。

AIデータセンター網の構築計画

中国が今後5年間で約2兆元(約43兆円)を投じ、超長期特別国債等を財源に全国規模のAIデータセンター網を構築する計画。国産チップ80%使用を要件としNvidiaを排除。電力網統合を含めると総額5兆元超の見込み。「六網」国家戦略の一環で2028年までに統合ネットワーク完成を目指す。

これから5年間2兆元の投資

2026年に地方政府が約2兆元の地方債発行を計画し、「六大ネットワーク」構想で電力網・パイプライン等に数兆元規模の投資を推進中。2026年全体のインフラ・公共サービス投資は7兆元超、都市更新計画は5カ年で20兆元規模に達する可能性がある。資金源は中央予算、超長期特別国債、政策性金融手段など多層的。